2014年12月11日発売
対応ハード:
Windows / PS4 / PS3/ Vita
戦国大名となって天下統一を目指すシミュレーションゲーム。
配下武将に命令して内政や外交などで国を発展させよう。しかし領地を広げていくにはやはり合戦は避けられない。リアルタイムで進行する敵との戦いを制して戦国の覇者を目指せ。
amazonのレビューなどを見ると賛否両論あって不安もありましたが、意外と楽しく遊べました。
映像もキレイだし、システムも全体的によく練られていて完成度が高いなという印象。パワーアップキット版だからでしょう。無印版のダメな部分がかなり改良されているようで、政治も合戦も熱くなれます。
2013年に出た信長の野望・創造のパワーアップキット版です。エディット機能とか軍団システムとかいろいろ追加要素があり、それ以外にも従来版にあれこれ改良が加えられています。
最近の信長の野望は最初に出る無印版はいまいちで、後から出るパワーアップキット版こそが正統版だと言われています。それだけ無印版は評判がよくありません。れび丸も無印版は買いませんでした。
満を持して購入したパワーアップキット版だったのですが、やはり改良があれこれ加えられていい感じに仕上がっていました。買うならやはりパワーアップキット版ですね。
発売までかなり待たされたけど。
全国から好きな大名を選んで、その勢力で天下統一を目指します。
れび丸は雑魚勢力が好きなので関東の結城家でスタートしました。
しかしこれが失敗。弱すぎてほとんど何も出来ません。これまでの信長の野望では雑魚勢力でもそれなりに発展出来ましたが、今作では少し厳しいかも。
結城家が全然大きくならず、そのせいで展開が単調で全然面白くありませんでした。周りの畑を開墾するぐらいしか出来ず、何も変化が起きてくれません。
ここで実はれび丸は一度このゲームを諦めています。一週間ぐらい放置したでしょうか。クソゲーを買ってしまったと判断して、しばらく遊んでいませんでした。
しかし暇なときにもう一度やってみることに。ほんの暇つぶしでした。見たいテレビまで少し時間があったからとか何かそんな動機です。
そしたら意外と面白かったのでビックリ。そのときは北条家で遊びました。これが良かったようです。
北条家は関東で一番強い大名です。国の基盤がしっかりしているし、優秀な武将もたくさん抱えているし。
おかげでガンガン国を発展させることが出来ました。
そしてやがては甲斐の武田家との合戦へと発展していきました。これがとにかく熱かった!
部隊は道に沿ってしか動かせないけど、北条家と武田家の間は3本ほどの道でつながっていて、各道路上で激しいバトルが。勝ったり負けたりを繰り返してなかなか決着がつかず、名勝負がいくつも生まれました。
どうやら信長の野望・創造 with パワーアップキットの面白さは、こうした敵勢力とのぶつかり合いにあるようです。
3本ある道のうちのひとつを囮にして敵を誘い出し、その間に本隊が残りの2本を進軍していく。こんな感じの作戦を上手に立てないとなかなか上手くいきません。だから合戦の前は相当悩みました。
ああでもない。こうでもない。地図を見ながら戦略を考えるのが一番楽しい時間でした。
でも実際に進軍させてみると思ったように敵は引っかかってくれず、泥試合みたいになることも。一時停止で時間は止められるので一旦ストップして、打開策を臨機応変に考える必要がありました。
この2回目のプレイでこのゲームの楽しみ方をつかんだ感じです。勢力を変えて何度も遊ぶほどハマりました。10回はやったと思います。
でも天下統一は10回のうち3回ぐらいしか成し遂げていません。やはりこの手のゲームはある程度自勢力が大きくなると、後半は消化試合みたいになってしまうので。
途中のライバル勢力との決戦が一番楽しかったので、そればかりやっていた感じです。ライバルを倒したらもうほぼ天下は見えています。あとは雑魚を順番に倒していくだけ。
それじゃ面白くないですよね。だからもう天下が見えてきたらそこで終了して、また新たな勢力で最初から始めていました。
九州での島津戦も熱かったし、瀬戸内海での毛利戦も激戦でした。東北地方の統一戦では伊達が立ちはだかりかなり苦戦を強いられました。
京都での織田との一騎打ちでは大敗を喫してしまいました。織田家は特別なチート技が使えるようで、とにかくメチャクチャ強かったですね。勢力を変えて3回ぐらい織田とは戦ったけど、1回しか勝てませんでした。
織田家だけは大きくなる前に叩いておかないと大変なことになります。京都まで勢力を伸ばして来られると、もう戦力100%という感じで歯が立ちません。せいぜい70%ぐらいの安土あたりで止める必要があります。
今作ではこれまでの信長の野望と違い、各城に置ける兵の数が決められています。つまり、どこかひとつの場所に大軍を集めてそこから一気に攻めていくということが出来ません。
合戦のときは自分が持っている各領地から兵をそれぞれ出すしかありません。戦場からはかなり遠い城からも出さないといけない場合も多く、かなり大変。
でもこの新ルールが成功したようです。ゲームに深みが出ました。
単純な力技では簡単に戦には勝てなくなりました。あれこれ戦略を練らないとライバルに勝てません。
この新ルールをわずらわしく感じる人もいるみたいですね。れび丸も最初にやった結城家のときは新ルールのせいでまともに戦うことが出来ませんでした。
ある程度の規模の勢力でないと、この新ルールを楽しむのは難しいみたいです。雑魚勢力から成り上がって天下統一とか昔やりましたが、今作では無理のようです。
新ルールのせいで慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。購入して遊ぶなら少し我慢が必要です。でも慣れてくると楽しみ方がわかってくるので熱くなれます。
子供の頃からゲームばっかりしていました。日常では味わえない冒険の世界が待っているからゲームはやめられませんよね。
そんな冒険が満載のゲームを、れび丸は今日も探してします。