レッド・デッド・リデンプション2


 75点2018年10月26日発売

対応ハード:
PS4 / XboxOne

レッド・デッド・リデンプション2はこんなゲーム
西部劇が舞台のオープンワールドRPG。ギャング団の一員として決闘や強盗で大暴れ。

れび丸の最終評価
RPGとしての広がりに欠ける。やることが決まっていて窮屈。プレイヤーの所属団体が決まっているし、キャラクターの人柄も決められている。せっかくの大暴れゲームなのに決められたとおりにプレイするだけ。

レッド・デッド・リデンプション2のレビュー【評価75点】一本道すぎる

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

グランド・セフト・オートでおなじみのゲームメーカー、ロックスターの西部劇オープンワールドゲーム。

内容はグランド・セフト・オートの西部劇版みたいな感じ。

でもグランド・セフト・オートのように無限に遊べる内容ではありません。その一番の理由は自由度が低いこと。やることはほぼ決まっています。だから窮屈。

ストーリーを作ってしまったせいでこうした中途半端な仕上がりになっています。

本当なら所属するギャング団も自分で選べるようにしないといけません。でもそうはなっていません。プレイヤーの身分はゲーム会社側で指定されています。そのチームの一員として強制的に行動させられます。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

そしてプレイヤーの人柄や性格も決まっています。その通りに行動しないとゲームの雰囲気が変な感じに。とくに後半の展開では変な矛盾を感じそう。

ゲーム会社の社員たちが会議で決めた人柄どおりのプレイをやるしかありません。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

こんな感じで犯罪者RPGのわりにはかなり窮屈。ストーリーを押し付けたせいでゲーム性がかなり低下しています。グランド・セフト・オートのような自由なゲームを期待すると肩透かしを食います。

オープンワールドRPGというよりはアドベンチャーゲームに近いです。与えられたお使いミッションを次々とこなしていくタイプ。

こうした一本道なゲームになっているのが本当に残念。

まるで友人に借りたゲームをやっている感じ。友人のセーブデータを借りてやっているため好き放題暴れられないという。

西部劇で大暴れというコンセプトが魅力的なだけに落胆も大きいです。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

マップはそれなりに広いです。でも自由に行動できないからあまり意味がありません。戦闘もゲーム会社がやれと言っているからやっているだけ。自分の意思で戦闘するタイプのゲームではないため盛り上がりに欠けます。

狩猟とか釣りなんかも出来ます。でもやる気が起きません。れび丸は狩猟も釣りもまったくやらなかったです。やらなくてもストーリーが勝手に進んでいくので必要性を感じませんでした。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

ギャンブルも一回もやっていません。ポーカーみたいなやつが3種類ぐらい用意されています。でも多くの人はやらないと思います。やる意味がないので。

「ウィッチャー3」というゲームにあったグウェントというカードゲームはかなりやり込んだんですけどね。でもレッド・デッド・リデンプション2にはそういうやり込み要素的な魅力はありませんでした。

そもそもいくらやってもポーカーが強くなるわけではありません。成長要素がないとこの手のオマケゲームは意味を持ちません。

「ウィッチャー3」のグウェントというカードゲームが高く評価されたのは、デッキを組めるから。お店などでカードを購入して、自分のデッキをどんどん強くしていけます。

こうした成長要素もなしにポーカーなどを用意されても誰も魅力を感じないでしょう。

狩猟とか釣りも同じです。成長要素を組み込んで意味を生み出さないといけません。でもレッド・デッド・リデンプション2にはそうしたものはありません。だから無駄。

ゲーム内のオマケミニゲームなどは成長要素を持たせていないと意味が生まれません。ゲームの専門学校とかではちゃんとこうした基本を教えているのでしょうか。心配になります。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

レッド・デッド・リデンプション2というゲームはコンセプトは悪くありません。でも作りが甘い。弱い。その結果としてイマイチ面白くない。

そんな感じでたくさん悪口を言ってきましたが、そのわりには点数は75点というそこまで悪くはない点数をつけました。やはりそれなりに遊べるゲームではあるからです。

一番このゲームで感心したのは馬の操作感覚です。かなりリアルな挙動に出来上がっています。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

ロックスターというゲーム会社はもともと乗り物の挙動を作るのは抜群にうまいです。グランド・セフト・オートでも車やバイクの操作感は素晴らしかった。だから何百時間でも楽しめました。

レッド・デッド・リデンプション2にもこの操作性は受け継がれています。馬に乗って西部劇の舞台を旅して回るのは楽しかったです。

移動が苦にならないというのは、オープンワールドではかなり大事です。ここをちゃんとクリアしているのはさすがです。

あと洋服を購入して着替えられるのも良かったです。かなり品数があってファッションを楽しめます。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

とくに時代設定が西部劇なだけに着せ替えは絶対に欲しかったお楽しみ要素です。最初はボロい服しか持っていなかったプレイヤーだけど、強盗で稼いだ金でいい服を着れるようになります。

こうした喜びをちゃんと提供できているのはさすがです。

だからそこまで悪いゲームではありません。そこそこは楽しめます。

でも西部劇のオープンワールドと聞いて期待していたほどではなかったかなと。全体的にゲーム性が弱い。

一番の失敗要因はストーリーを付けてしまったことです。次回作が出るならストーリーなどに頼らず、ちゃんとゲーム性で勝負して欲しいものです。面白いゲームを作れない人はすぐストーリーに逃げます。

でもストーリーに頼るほどゲームというのはクソゲー化していきます。

まさにこの典型例という感じのレッド・デッド・リデンプション2。化ける要素は持っているはずなので次回作が出たらまた買ってみようと思います。

レッド・デッド・リデンプション2 レビュー

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